まず関節症状の場所と分布を確かめます。
関節リウマチの治療は大きく分けて「痛みをとる治療」と「関節変形を予防する治療」に分かれます。
1週間のリウマチ評価教育入院をお勧めしています。
食事制限はありませんが、やせすぎて体力が落ちても、太って関節に負担をかけても望ましくありません。栄養バランスのとれた食事を心がけるとともに、定期的に体重を測定し、適切体重を維持しましょう。
鼻水や咽頭痛などの風邪症状のない発熱、空咳、息切れが出たときは、緊急の検査が必要となることが多いので、すぐに受診するか担当医に連絡してください。
関節炎が強い時期でなければ、過度な安静は望ましくありません。ウオーキングや水泳、サイクリングなどの運動は関節や筋肉に良い影響を与えます。週に1回程度の筋力トレーニングも有効な場合があります。担当医と相談したうえで、積極的に体を動かしましょう。1日2回、関節が動く範囲いっぱいに動かすことも有効です。
片手、特に指に負担がかかるのはよくありません。コーヒーカップや鍋などはなるべく両手で持ちましょう。
カバンは手提げではなく、なるべく肩にかけるタイプを使用しましょう。
外反母趾になりやすいので靴の選択には気をつけましょう。痛みがある時は足底板などの装具を用いて予防するとよいでしょう。
関節炎が強いときに温めると悪化することがあります。弱くなったら温めても冷やしてもよく、気持ちよく感じるほうにしましょう。関節炎が治まっているときは温めたほうがよいことが多いです。
適度な運動は大切ですが、過度は悪影響を及ぼします。運動中や作業中に痛みが増す、終了後も痛みが1時間以上続くときは運動量が多いと考えられます。翌日の運動は控えめにしましょう。