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呼吸性アシドーシスは脳、肺、気道、呼吸筋、肋骨いずれか障害で換気が低下しPco2が上昇してくるために生じる。
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中枢性に低換気が生じるのは麻薬、睡眠薬、向精神病薬、麻酔、脳血管障害、外傷、脳炎などである。
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胸郭や肺での換気障害は気管支喘息/気管内異物/腫瘍による気道閉塞、肺気腫/慢性気管支炎/ARDSなどによる肺間質障害、Flail chest/脊柱側彎症による胸郭異常または重症筋無力症/筋ジストロフィー/頚椎損傷/低K血症/多発性筋炎などによる呼吸筋障害による低換気がある。
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肺実質障害と低換気の鑑別には肺胞動脈血酸素分圧格差(A-aDO2)が有用である。A-aDO2は肺胞と動脈血の酸素分圧の差であり、大気圧下では次の式で表される。A-aDO2開大が見られれば肺実質障害である。
A-aDO2={PAO2}-PaO2={713×吸入気酸素含有率-1.25×PaCO2}-PaO2
(正常値:若年者で5~15mmHg、高齢者で10~20mmHg)